企画立案者 ブリュノ・ビロリ Bruno Birolli、
監督 ポール・ジェンキンス Paul Jenkins、
助監督兼制作補助 金子菜生 さん、
カメラマン クルノ Kruno Vrbat、
という方々で、制作会社は Subreal Productions + Arturo Mio という組み合わせ。
私が聞いている理解では、この制作会社のスポンサーとなって、完成後番組を放映するのが、Arte アルテという放送局となります。ちなみに、アルテ社のウェブページによると、アルテは
という放送局。
- フランスとドイツ資本による合弁の公共文化教養専門放送局で、
- フランスのストラスブール市に本社を置き、フランスのパリ市およびドイツのバーデンバーデン市に編集拠点を持ち、
- 放送はドイツとフランス国内向け、言語は仏独二言語、
- 放送に占める、ドキュメンタリーの割合は41%、
ブリュノによれば、ドキュメンタリーの想定視聴者は、50歳以上の大学卒、『知性 intelligence はあるが、(満州や石原莞爾に対する特定の)知識 knowledge は無いという』、いわゆる教養のある知識層、とのこと。
ブリュノ・ビロリ氏は、パリで哲学と日本語を学んだ後、日本に半年語学留学。卒業後、日本でフランスの新聞社向けに働いた後、ヌーベル・オブザーバトワールというニュース週刊誌(フランス語版ニューズウィークのような感じという了解で大体いいと思います)の記者となり、日本と中国を中心に駐在。これは、前回来日時に聞いた話ですが、彼は、満州事変のことは子供の頃 Tintin というベルギーの漫画で知ったそうですが、子どもの頃は漫画の世界の話、フィクションだと思っていたそうです。その後、大学で日本に来た時に史実だと知り、以来ずっと興味を持って調べてきた、といっていました。
ポール・ジェンキンス氏は、制作会社のサイトによると、BBCで働いた後、ドキュメンタリー専門の監督へ。イスラエルとかアルカイダとかロシア革命とか、政治関係の作品が多い感じです。
山形ドキュメンタリーフィルム・フェスティバルにも出品したいとポールは言っていました。是非、そのようになって凱旋されることを願っています。
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