石原莞爾顕彰会事務局より

墓参された方々のご感想・ご意見を整理の上公開させていただいております。ノートを置いた平成13年からのものです。北海道から九州まで、小学生からご高齢の方まで老若男女、記名された方のうち約2割がこのノートに思いを綴られています。中には、遠方にも関わらず、二度以上訪れる方も相当数いらっしゃいます。石原将軍への熱い思い、永久平和への願い、この国のありようを考える、将軍の生き方に励まされた等々、記述の長短に関わらず、どれも真摯な思いが感じられるものばかりです。

【おことわり】 氏名・住所等から個人が特定できないように配慮させていただきました。できる限り原文のまま転記しましたが、ご寄付、書籍購入、その他、大意に影響ないところを割愛または簡略にした部分があります。また、内容・表現が過度な場合、語彙が読み取れない場合など、整理を控えさせていただいた箇所がありますこと、ご了承願います。当会の管理上のメモは省略。 ― 石原莞爾顕彰会事務局 ―

2018年9月15日土曜日

ご来訪の方

我々は彼の理想が結果として傀儡国家と侵略戦争に結び付いたことを知っているし、軍人や政治家の善悪理非はあくまでもその理想の高邁さではなく結果責任によって判断されるべきだと私は考える。だから私は彼の理想を賞賛することはできない。けれども我々の心に広く共有された終末思想的気分に端を発したカルト宗教の盛行やフェイクニュースの拡散、近代都市文明が極限まで来たところのエネルギー争奪戦や災害による文明生活の停止。そんな2018年に生きる我々が彼を一方的に裁くことはできない。何故なら彼の都市解体や最終戦争といった理想は、我々の時代の経済や技術が発展し、フェイクニュースやエネルギー争奪戦が激しくなればなるほど全く乗り越えられていないことが分かるからだ。お墓に詣でながらそんなことをふと思った。どんよりとした天気だけれども鳥海山のてっぺんまでよく見えるいい所で眠っておられる。

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