私は今春、大学を卒業し山形へ戻ってまいりました。大学で大川周明の研究をしたのだが、思想・宗教・哲学そして大川周明等思想家と私を出会わせて下さった方が、石原莞爾将軍でした。高校の歴史の授業で先生から「山形には石原莞爾というすごい軍人さんがいたんだよ」と教わり、それを何となく覚えていて、大学に入り図書館で石原将軍に関する本を読み漁る中で大川先生等と出会いました。私は大川先生へと惹かれていったが、石原将軍に魅力がなかったのではない。私は彼らから「平和とは何か」そして「いかにその平和を求めるべきか・求めゆくべきか」を悟らされた。石原将軍にも大川先生にもそして北一輝先生にもそれぞれの追い求める「平和」があった。大川先生、北先生は思想的な方面即ち「亜細亜主義」を掲げた理論的思想家であったが、石原将軍は軍というより実践的な立場から恒久平和を求め、その先駆けとして「五族協和〇〇〇〇」を掲げた「満州国」を創造しようとした。
現在に生きる私たちは先人から何かを受け取り、それを自らのかたちに変換させて、自己を形成し〇〇していく。石原将軍の追い求めた「平和」、その実践的行為連関に見事に固められた将軍の思想、そしてその「まなざし」を思惟し、受け継いでいかねばゆかねばならないだろう。「異端児」的に生き、世界に自己を開いてゆく石原将軍の姿は「日本」という共同体におけるかけがえのない宝物である。また、その姿は「宗教的」に生きるのではなく、まさに「宗教」に生きることを如実に示しており、「人」の姿即ち人類普遍の「宗教」を探し求める者にとっては唯一無二の指標となりえるであろう。石原将軍を参拝できたことを〇〇に謝し、その遺志を受け継いでゆこうと決意しました。恒久平和のために。「至誠」「感謝」
※ 〇印は転記の際、字が読み取れなかったもの(顕彰会事務)
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